ホーム » 記事 » 地域ガイド » 新潟県 » 新発田市 » 大友稲荷 奥の院|朱塗りの鳥居が続く参道|新潟県新発田市

大友稲荷 奥の院|朱塗りの鳥居が続く参道|新潟県新発田市


大友稲荷は、正式には「大友御杉原稲荷大明神」とされ、一般には大友稲荷の名で親しまれている稲荷社です。

新潟県新発田市大友にある「大友稲荷 奥の院」を訪ねました。

大友稲荷は、正式には「大友御杉原稲荷大明神」とされ、一般には大友稲荷の名で親しまれている稲荷社です。今回訪ねた奥の院では、木々の中に朱塗りの鳥居が続き、社殿へ向かう参道に静かな雰囲気が広がっていました。

村上市から見ると少し距離はありますが、新発田市・月岡方面へ足を延ばすときに立ち寄りやすい、村上市周辺の神社仏閣スポットです。

この記事では、ショート動画と現地で撮影した写真に加え、現地資料に記されていた由来も参考にしながら、大友稲荷 奥の院の由緒や白狐にまつわる伝承、朱塗りの参道の様子を紹介します。

目次

 ●大友稲荷とは|東泉寺の守護神として伝わる稲荷社

 ●本殿と奥の院|朱塗りの鳥居が続く場所

 ●朱塗りの参道を歩く|写真で見る奥の院

 ●郷土に伝わる白狐の由来

 ●大友稲荷と「まめ天」

 ●まとめ

 ●関連記事

 ●参考リンク

大友稲荷とは|東泉寺の守護神として伝わる稲荷社

大友稲荷は、鎌倉時代の建長年間に、大友にある東泉寺の守護神として創建された仏式の稲荷社とされています。

正式には「大友御杉原稲荷大明神」とされますが、大友の地にあることから、一般には「大友稲荷」の名で呼ばれています。京都の伏見稲荷大明神より分霊を奉持し、東泉寺の境内に祀ったことが始まりと伝えられています。

家内安全、商売繁盛、交通安全、五穀豊穣などを祈願する場所として案内されており、地域に根ざした稲荷信仰の場として受け継がれてきたことがうかがえます。

◎YouTube版

◎Instagram版

YouTube版と同じです。ご覧になる場合はこちらからどうぞ。

本殿と奥の院|朱塗りの鳥居が続く場所

大友稲荷奥の院と本殿の位置関係を示す現地の手書き地図
大友稲荷奥の院と本殿の位置関係を示す現地の手書き地図

大友稲荷には、本殿と奥の院があります。

大友稲荷の本殿は東泉寺の左隣にあります。奥の院は本殿より南方約500メートルほど離れた場所にあります。今回撮影したのは、朱塗りの鳥居が並ぶ奥の院の参道です。

朱塗りの参道を歩く|写真で見る奥の院

奥の院の参道では、社殿へ向かって朱塗りの鳥居が続きます。鳥居の朱色は、周囲の木々や足元の舗装、祠の風景と重なり、限られた距離の中にも奥行きのある景色をつくっていました。

途中の祠には白狐の像が並び、奉納された名刺や千羽鶴なども見られました。

社殿には「御杉原稲荷大明神」と「大友稲荷」の扁額が掲げられ、内部には多数の名刺、千羽鶴、写真、提灯などが奉納されていました。

郷土に伝わる白狐の由来

大友稲荷奥の院、由来の伝承を切り絵風に
※白狐伝承をもとにしたAI生成のイメージ画像です。実際の場面を再現したものではありません。
※白狐伝承をもとにしたAI生成のイメージ画像です。実際の場面を再現したものではありません。

現地資料「大友稲荷の由来」には、白狐にまつわる郷土伝説も紹介されています。

それによれば、東泉寺の開創後まもなく、開山住職の弟子の一人に不思議な様子が見られるようになりました。住職はこれを狐憑きと見て、弟子を静かに呼び入れ、寺の境内を騒がせることを戒めます。

すると、その狐は、長くこの森に棲んできた白狐であり、稲荷大明神をこの地に祀ってほしいという願いを伝えるために現れたのだ、と語ったとされています。

住職はその願いを聞き届け、伏見稲荷大明神より分霊を奉持して、境内の南の森に祀った。これが大友稲荷の由来である、と伝えられています。

現在の奥の院の参道には、朱塗りの鳥居のほか、白狐像や祠も見られます。現地を歩くと、こうした伝承が、単なる昔話ではなく、場所の雰囲気と結びついて残っているようにも感じられました。

大友稲荷と「まめ天」

参拝後には、隣接する「大友屋」で「まめ天」も購入しました。

まめ天は、大友稲荷の本殿や奥の院へのお供え物としても定番のお菓子です。

製造元である大橋食品製造所の紹介によれば、「まめてん」は創業当時から製造過程を変えず、製造から出荷まで全て手作業で作られています。

米粉と小麦粉を合わせた生地に大豆を混ぜ、一枚一枚手で形を整えて焼いたあと、こめ油でカラリと揚げることで、サクサクとした食感が生まれると説明されています。

写真は、村上木彫堆朱の菓子鉢に盛り付けた様子です。

まとめ

大友稲荷 奥の院は、朱塗りの鳥居が続く参道の印象だけでなく、東泉寺の守護神として伝わる由緒や、白狐にまつわる郷土伝説もあわせて知ることで、より深く味わえる場所でした。

所在地:新潟県新発田市大友
正式名称:大友御杉原稲荷大明神
関連寺院:曹洞宗 護法山 東泉寺
アクセス:JR新発田駅から車で約15分、日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」から車で約20分
駐車場:あり

村上市周辺には、大友稲荷 奥の院のように、由緒や地域文化にふれながら歩ける場所があります。
村上市内や近隣地域の記事もあわせてご覧ください。

藤基神社|内藤家ゆかりの社殿と有磯周斎の彫刻を訪ねて

大葉沢城跡|雷神社と大葉山普済寺、名工・有磯周斎の天井絵

村上市門前の古刹・霊樹山 耕雲寺へ|歴史と静けさが残る禅寺をたずねて

しばた観光ガイド「大友稲荷」

にいがた観光ナビ「大友稲荷 奥の院」

大橋食品製造所「まめてんがおいしい理由」

Instagram投稿日(写真):2026-05-07
Instagram投稿日(動画):2026-05-10
YouTube投稿日(動画):2026-05-10
本記事の初版公開:2026-05-15

この記事が参考になった方へ

この記事を書いた、み喜森(Mikimori)店主です。
新潟県村上市の伝統的工芸品「村上木彫堆朱」をはじめ、天然漆・天然木の工芸品をセレクトしてご紹介しています。
よろしければ、各ショップものぞいていただけると励みになります。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP